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財布や靴に使われるコードバン(cordovan)とは?

こんばんは。

 

きよです。

 

本日は、レザー好きなら誰しも耳にしたことがあるコードバンについて語っていこうと思います。
革のダイヤモンド」とも言われる憧れの高級皮革ですが、
実際はどのような革なのでしょうか?

 

コードバンの解説から私が実際に持っているコードバンまでご紹介いたします。

目次

コードバン(cordovan)ってどんな革?

馬の臀部からしかとれない貴重な革

 

コードバンとはそもそもは馬の革になります。

ただし馬革ならばなんでも良いというわけではなく、農耕馬の臀部(お尻)から作られた革のみがコードバンと呼ばれます。1頭の農耕馬から僅かしか採ることが出来ないことに加え、スリムな競走馬ではなく、ガッシリとした農耕馬からしか作れないため、大変貴重な革となっています。

 

きよ
きよ

馬ならなんでも良いというわけではないんですね!
農耕馬は年々減少しているとも聞きますし、
今後ますますコードバンの価値は上がっていきそうです。

 

 

 

コードバンは床面を使ったレザーである

 

コードバンはとてもスムースなレザーなので勘違いされることも多いのですが、
吟面ではなく床面を使ったレザーです。

 

牛革では、スムースレザーをつくる際は皮の表側の「吟面」を使用します。

一方、コードバンは馬の臀部の皮を鞣した後、乾燥させてから、床面を削り出し製作していきます。
床面内部の網状層中央部にある大変高密度の繊維層がコードバンと呼ばれレザーなんです。

 

削り出しの作業があるため、革の厚みは2mm程度となります。
コードバンは牛革に比べて、繊維が細かく尚且つ緻密ですので、
繊維を無理やり寝かせる加工を施すことでスムースなレザーになっています。

 

耐久性はレザーの中でも屈指

 

コードバンは最も繊維密度が高く丈夫な部分を使用するため、非常に強度があります。
一般的にコードバン層の繊維密度は牛革の3~5倍ほどあると言われています。

また、牛革のような2層構造で出来ている革は、手入れを怠ったてしまうと床面と吟面の間に隙間が生じ「浮き」と呼ばれる現象が起きる事があります。対して、コードバンは単層構造のため「浮き」の現象が起こりません。

 

コードバンの経年変化はどうなるのか

 

コードバンがどんな革か分かったところで、次は経年変化についてみていこうと思います。
コードバンの経年変化は鞣すタンナーによって変化の仕方が異なってきます。

ここではコードバンの2大タンナーであるホーウィン社新喜皮革の経年変化をご説明いたします。

きよ
きよ

余談ですが、原皮からピット槽を使ったコードバンを生み出せるのは世界でもこの2社しかいないんですよ!

原皮からコードバンになるまでに10か月もかかるんだとか!

 

 

ホーウィン社製コードバンの経年変化


ttps://www.leathercraft.jp

元からしっかり繊維を寝かせる加工がされているため、使い始めから強い光沢感があります。
オイルが多分に含まれているため、使用していくと更に光沢を強めていくのが特徴的。

この写真から分かるようにギラリと光っていますね!

 

新喜皮革製コードバンの経年変化


http://www.shinki-hikaku.jp/

一方、こちらのコードバンはホーウィン社のコードバンと比べてみると、使い始めはザラも多く、
光沢はなくマットな仕上がりとなります。
繊維を寝かせる加工が抑えめで、自然な仕上げをしてあります。

 

使い込んだ写真を見ると、こちらも奥行きのある光沢を放っています。

 

 

ホーウィン社と新喜皮革の経年変化における共通点としては

  • 始めは硬いが徐々に柔らかくしなやかになっていく
  • スタートの光沢は異なるが、どちらも光沢が上がっていく
  • 革靴で使用した場合は、深い履き皺を楽しむことができる

 

あたりが挙げられるようです。

この2社のコードバンですが、どちらが優れているというわけではございません。
仕上げや経年変化からご自身の好みを見つけて見てください!

 

コードバンを使う上での注意点とメンテナンス方法

繊細な部分もあるので注意が必要

高密度で強度の高いコードバンですが、注意すべき点もございます。
誤った扱い方をしてしまうと、革が修復不可能なほどに劣化してしまいますので、
以下のことには特に注意してください。

 

引っ張りには極端に弱い

コードバンの繊維は縦にきれいにならんでいます。
そのため、引っ張り強度は高くありません。

縦に割くような力のかかり方にはあまり強くありませんので注意が必要です。

 

水濡れは大敵

水に大変弱くほんの僅かの水滴がついただけでもダメージを受けてしまいます。

濡れると、加工により寝かしつけている繊維が立ち上がり、
光沢が無くなり盛り上がった状態になってしまうんです。

一部だけ盛り上がったようになるのはとても残念ですよね。
雨や水がある場所ではコードバンのアイテムは使用しないほうが賢明なようです。

 

メンテナンス方法

使い始めの頃

使い始めのころは、柔らかい布で乾拭きをするだけで大丈夫です。
クリームなど使うとくもりが出てしまい、逆に艶感をおとす事になります。
一番のメンテナンスは使ってあげることです。

まずは経年変化を十分に楽しんでみてください。

 

表面にカサつきを感じたら

 

コードバン専用の乳化性クリームでお手入れをしてください。

ごく少量のクリームを柔らかい布などに取り、クリームを布に馴染ませたら、革表面に薄く全体に均等に延ばすように塗りこんでください。
その後、クリームが付いてい布で磨き上げます。

※シミになる場合があるので、ご使用前に目立たないところで変色が出ないかお試しください。
その他、クリームの注意書きは守ってくださいね!

磨き上げた後は、艶感が若干なくなり表面が白っぽくなりますが、これはクリームに含まれているろう成分が革表面に浸透するのに時間がかかるためです。
使用していく内に馴染んでいきますよ。

 

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簡単ですが、メンテナンスについて解説しました。
これらはあくまでも一例でして、革を長持ちさせるためのメンテナンスになります。
他にも艶出しを行うメンテナンスなどもありますので、ご自身に合った方法を探してみてください。

 

また、この方法でシミ等が出来てしまっても当ブログでは責任は負いかねますので
その点はご了承ください。

 

 

コードバンを使ったアイテムやブランド紹介

ホーウィン社製のコードバンといえばオールデン

オールデン(Alden)は1884年から続くアメリカの老舗革をブランドです。
堅牢な靴づくりをしているブランドで世界中にファンを抱える革靴界のトップランナーです。


ホーウィン社の経営が傾いた際には、コードバンを2年分買い取るなど、
ホーウィン社とオールデンは綿密な関係を築いています。
タイトルにもありますが「ホーウィン社製のコードバンといえばオールデン・オールデンといえばホーウィン社製のコードバン」と言われるほど、この2社は切り離すことができない存在となっています。

私が実際に持っているコードバンアイテム

私が持っているコードバンを使用したアイテムは2点あるのですが、
どちらも新喜皮革製のコードバンです。

 

一つ目がYUHAKUのコードバン長財布(YAC113)です。

一年前に新宿の伊勢丹で購入しました。

 

絵画的なグラデーションが特徴的で、全て職人の手で染料染めされています。
コードバンの透明感とグラデーションが相まって、吸い込まれてしまいそうな仕上がりとなっています。

一年前の写真がこちら。

比較してみると、以前よりも淡い色合いになっていました。
毎日見ているとなかなか気づきませんが、少しずつ変化しているのが分かりました!



二つ目はMOTOのコードバンプレーントゥ オックスフォードシューズです。
こちらは先日の「MOTO手帳カバーカスタムオーダー」でも紹介しましたね!

 

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まだ購入したてなのでマットな質感がよくお分かりいただけると思います。
これからの変化が楽しみな一足です。

 

最後に

 

本日は「KING OF LEATHER」ことコードバンのご紹介でした。
コードバンの魅力が少しでも伝わったでしょうか?

 

牛革にはない独特の光沢や艶感はまさに唯一無二の存在です。
大変貴重で高価な革なので、手にして際は大切に使ってあげてください。

 

私も「使うというメンテナンス」をこれからも行っていこうと思います。

では~

きよ。

 

 

 

 

 

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