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バダラッシカルロのイタリアンレザーについて語ろう【種類や特徴を徹底解説】

こんばんは。

きよです。

本日は私が革製品にハマるきっかけとなったレザーを作っているタンナーについてご紹介します。

私を虜にしているタンナーは「バダラッシカルロ【Badalassi Carlo】」社です。ここからはバダラッシカルロの成り立ちやレザーの特徴まで解説していこうと思います。

目次

バダラッシカルロとは

イタリア フィレンツェにある名タンナー

革の名産地であるイタリアはフィレンツェ。

バダラッシカルロ社はここフィレンツェで40年以上ベジタブルタンニン鞣しを専門として事業を行ってきました。

 

創業者は社名にもなっているバダラッシ・カルロ氏。元々はレザークラフトの講師をしていました。他にも革の研究や歴史を勉強されており、教える者、探求する者としてキャリアを重ねました。

そして、いつしか学んだ理論をレザー作りで証明したいと考え、タンナーを興したそうです。

現在、数々のレザーブランドで取り扱われる名タンナーへと成長したわけですが、なぜバダラッシカルロ社は名タンナーと呼ばれるようになったのでしょうか?

 

伝統的な鞣し製法を蘇らせた

バダラッシカルロの一番の功績はなんといっても「バケッタ製法を現代に蘇らせたこと」です。バダラッシカルロ社はこの製法を復活させるために創業したといっても過言ではありません。

では、バケッタ製法とはどのような製法なのでしょうか?

バケッタ製法とは?

1000年以上前に確立されたタンニン鞣し製法の一つです。加工に時間とコストを要する製法で、その手間がかかりすぎてしまうという点から、この世から消えようとしていました。

加工の内容は、まず植物タンニン100%で牛の原皮を鞣します。その後、牛革に牛脚油をたっぷり加えていきます。その後、革の芯まできれいに染め上げていきます。染めは染料仕上げのため、革の風合いを殺すことなく、革本来の風合いを楽しむことができるよう仕上げていきます。

 

タンニン鞣しの行程では、濃度の異なるタンニンのプールをいくつも用意して漬け込んでいくんですが、プールを用意するとなると土地も広くないといけませんよね。また、タンニン・牛脚油共に浸透しにくいという特徴があるため、鞣しと加油だけでかなりの時間がかかってしまうんですね。

その反面、浸透しにくいということは、抜けにくいとも言えるため、オイルが抜けて乾燥してしまうことがない革となります。

 

このなんとも手間のかかる製法を現代に蘇らせたのがバダラッシカルロ社なんです。

協会からの認定を受けている

今日の革産業のトレンドは「クロム鞣し」です。タンニン鞣しに比べ、手間やコストをかけずに量産が可能となるため、一気にその地位を築き上げてきました。現在、流通している革の90%がクロム鞣し革といわれています。

つまり、現代においてタンニン鞣しは非常に高価で貴重なものとなっています。

そんな中、タンニン鞣しの一大産地であったイタリアで、技術の保護・向上を図って組織されたのが、植物タンニン鞣し革協会です。本協会はバダラッシカルロ社を含む、22のタンナーによって構成されています。

バダラッシカルロ社は本協会より、植物タンニンのみで鞣されたイタリアンレザーであることを保証されているのです。

協会からの認定を受けたレザーを使用したアイテムにはこのような紙が添付されます。これはタンニン鞣し革であるという証なのです。

バタラッシカルロが誇るレザー

ここからはバダラッシカルロ社のレザーをみていこうと思います。

まず、全てのレザーに共通している点を挙げてから、それぞれのレザーをみていこうと思います。

バダラッシカルロ社のレザーの特徴

革の繊維が緻密で耐久性が高い

しっとりとソフトな手触り

エイジングが早く、使うほどに風合いが増す

キズがついても揉むと目立たなくなる

こんなところでしょうか?

一番の特徴はなんと言ってもエイジングの早さですね。まさに「育っていく革」という言葉が良く合います。

 

ここからは各レザーについて解説致します!

ミネルバリスシオ

出展:https://www.herz-bag.jp/special/material/liscio/

まずは、代表作であるミネルバリスシオです。

スムーズレザータイプの革で、革の表情を潰してしまうような加工がされていないため、キズやトラもよく表れますが、使い込む程に味が増してくるため、キズやトラも一つの味やデザインとして楽しむことが出来ます。

バケッタ製法特有のしっとりした触り心地とスムースな表情でずっと触っていたくなるんですよねぇ。笑

 

また、つるつるした吟面は透明感とハリ感があるため、端正な表情となっています。

 

ミルバボックス

ベースはミネルバリスシオと同じ革と製法ですが、加油後に空タイコと呼ばれる回転ドラムで揉み加工を行います。揉み加工により革が縮み、シボの風合いが強くなったものがミネルバボックスです。

愛用の名刺入れはミネルバボックスです!

ちなみにこちらは以下に記事で紹介したsotの名刺入れになります。

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リスシオに比べると、最初は光沢がなく、より柔らかい革となっています。また、リスシオよりもカジュアルな印象を受けました。

 

シボといえば薬品を使って縮ませる「シュリンクレザー」が有名です。シュリンクレザーは均一なシボと強い弾力が特徴的ですよね。

一方、ミネルバボックスは薬品を使わない製法のため、シボの大小のムラ感があり、より自然な印象です。上述の通り、非常にしなやかなので、シュリンクレザーとは全くことなるレザーとなっています。

 

ミネルバネビア

出展:http://www.alterezza.com/item/441

ミネルバリスシオの表面にロウ加工を施したレザーになります。ネピアとは「霧」という意味で、文字通り、霧がかかったような表面をしております。

使用していくとロウが溶けてなくなっていくため、曇った風合いがとれていき、艶が増しています。

 

プエブロ

リスシオの吟面にヤスリがけして、起毛させたヌバックレザーです。使いはじめの見た目はまるで和紙のような風合いです。

Flathorityのメガネケースは起毛感が残っております。

特徴はなんといっても経年変化の早さです。起毛させた毛が摩擦などにより寝ていくことで、スムースレザーのように変化していきます。触れる機会の多い財布などであれば半年もするとスムースレザーのような風合いに変化していきますよ。一方、触れることの少ない内装部分などは起毛状態が残るため、スムースとヌバックの混在という不思議な状態をみることができます。

こちらの写真はFlathorityのメガネケースです。オリーバカラーという日本での流通が少ないカラーなので、とても気に入っています。

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こちらの写真はFlathorityのメガネケースです。オリーバカラーという日本での流通が少ないカラーなので、とても気に入っています。

 

また、始めから起毛しているため、キズがついても目立たないという特徴も持っているため、キズが気になるという方にもおすすめです。

その他のレザー

日本での流通はほとんどありませんが、他にもスエードタイプの「リバース」、ミネルバボックスをビンテージ風にした「チグリ」、革の表面に切り目を入れた「アキャブ」などのレザーがあるようです!

私も実物は見たことがないため、ぜひ生で見てみたいものです!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は私が大好きなタンナーバダラッシカルロ社について解説しました。

バダラッシカルロ社はタンニン鞣し製法の一つであるバケッタ製法を蘇らせ、銘革を産み出してきました。

それぞれの革に個性があるものの、共通する特徴として

  • 革の繊維が緻密で耐久性が高い
    しっとりとソフトな手触り
  • エイジングが早く、使うほどに風合いが増す
  • キズがついても揉むと目立たなくなる

などがありました。

オイルが抜けにくいため、メンテナンスフリーでエイジングを楽しめる高品質レザー達をぜひ手に取ってみてください。

きよ

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